4本ローラーのラミネーターおすすめ10選｜2本ローラーとの違いは何？【安い】

ラミネーターは、大切な写真の長期保存や、しおり・ポスター・メニュー表作りに活躍します。ラミネーターを選ぶうえで仕上がりを左右する重要なポイントが、内部のローラーの本数です。

ラミネータ―には、2本ローラー・4本ローラー・6本ローラーの3つのタイプがあります。ラミネーターは内部のローラーでフィルムを加熱・圧着しフィルムを送る構造になっており、このローラーの本数が多ければ多いほどきれいに仕上がるのが特徴です。しかし、ローラーの数が増えるとそのぶん本体サイズも大きくなるうえ、価格も上がります。

3つのタイプの中で、仕上がりと価格が最もバランス取れているのが、4本ローラーです。反りが少なく美しい仕上がりで、価格もリーズナブルです。今回は、4本ローラーの詳しい仕組みや2本ローラーとの違い、おすすめもラミネーターをランキング形式でご紹介します。安いモデルもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ラミネーターは、透明なフィルムで写真・原稿などをコーティングする機械です。そのため、大切な写真などの色褪せ・汚れ・シワが防げて、きれいな状態で保存できる点が大きなメリットです。さらに、油汚れなどからも保護できるため、飲食店のメニューなどにも活用できます。

加工できるサイズの幅も広く、アイデア次第でさまざまな用途に使用できる点も魅力的です。

2本ローラータイプは、上下1本ずつの計2つのローラーがフィルムを加熱・圧着していきます。加熱と同時にすぐに排出されてしまうため、フィルムが反りやいデメリットがあります。そんなときは、辞書などの重めの本に挟むと、反りの軽減が可能です。

2本ローラータイプの価格は、3,000円前後で購入できるものが多く、非常にリーズナブルです。個人用での入門機としておすすめします。ちなみに2本ローラータイプは、ハガキやカードなどの小さな用紙に向いています。

4本ローラーは上2本、下2本の計4本のローラーで加熱・圧着します。さらに、手前の2本で加熱・圧着し、後ろの2本のローラーで、再圧着する作りになっているのが特徴です。4本ローラータイプは、後ろのローラーによって反りが抑えられ、仕上がりもきれいになります。

6本ローラータイプは、さらに仕上がりきれいですがそのぶん価格は高めで、大きくて重い点がデメリットです。以上の点から価格と仕上がりのバランスを考えると、4本タイプがベストバランスです。

ラミネーターは機種によって、用紙の対応サイズが異なります。もちろん、最大サイズがA4の場合はA3用紙の挿入・加工はできません。

基本は、大は小を兼ねるのでA3はA4に対応しているし、A4はハガキにも対応しています。「メインはA4でも、A3をラミネートする可能性もあるかも」といった方は、A3対応のラミネーターをおすすめします。

逆回転機能とは、フィルムがローラーに挟まった場合、ローラーを逆回転させて詰まりを取り除く機能です。フィルムを逆から挿入すると、フィルム詰まりが起きやすいため、逆回転機能の有無も確認しておきましょう。フィルム詰まりによる故障を、事前に防げます。

フィルムの厚さも要チェックです。フィルムの厚さは、μ（ミクロン）で表記されています。ラミネートフィルムの使用は、75・100・150・200・250ミクロンが一般的です。

基本的には、フィルムの厚さが厚くなると、より高い熱を必要とします。ローラーの温度が低いと、十分に熱が通らず白っぽく仕上がる場合がありますので、購入を検討しているラミネーターの対応フィルムの厚さを、必ず確認しておきましょう。

さらに、ラミネートをきれいに仕上げるには温度も大切です。ラミネーターが加える熱をフィルムの厚みに適した温度にしないと、歪みなどの不具合が起きる原因となります。

そんなときにおすすめなのが、厚みに適した温度に変えられる温度調節機能付きのラミネーターです。とくに、さまざまな厚みのフィルムを使いたい方は、この機能が付いた製品を選んでください。

ラミネートのきれいな仕上がりには、通すときのスピードも大切です。厚みに適したスピードにしないと加熱が足らず「せっかくやったのに、くっついていない部分がある」状態になりがちです。

ラミネートしたいものが複数ある場合、効率を考えてスピードを速くしたくなりますよね。不具合の原因になるためおすすめできません。さまざまな厚みのフィルムを使う方は、温度調節に加えてスピード調節機能がついている製品を選ぶと、スムーズにラミネートできます。

ラミネーターは、電源を入れてから本体が熱せられるまで時間がかかり、その間は使用できないのが難点です。待っている間にうっかり忘れてしまい、「そのまましばらく放置してしまった」なんて経験ありませんか？

しかし、最近ではウォームアップが早い便利なラミネーターも販売されています。使用できるまでの待ち時間は意外と不便なため、ラミネーターをよく使用する方にとくにおすすめの機能です。

アイリスオーヤマのラミネーターは、見た目はシンプルですが、操作も簡単でウォームアップ時間も短いものが多いです。4本ローラーで逆回転機能のほか、「フリーレバー機能」「巻き込み防止機能」などもついているので、初めてラミネーターを購入する方におすすめです。

ラミネーター自体の種類も多いので、好みに合わせたラミネーターを探しての購入が可能です。種類を問わなければ、5,000円台から購入ができるのも魅力の1つになります。

フェローズは1917年創業のアメリカのメーカーです。フェローズのラミネーターは、素早い立ち上がりと、ラミネート速度が特徴です。短時間でラミネート加工を済ませたい、時間効率を優先する方におすすめです。

ローラーの数は4本だけではなく、2本・6本と選べるので、用途に合わせて選べます。操作方法も難しくないので、誰でも簡単に使用が可能です。

ナカバヤシは、1951年創業の日本の企業です。ナカバヤシの特徴は、ウォームアップが約40秒と早い製品が多く、ローラーの本数も2本～6本ローラーまで取り扱っている、種類の豊富さにあります。

価格帯も家庭で手軽に使いたい安いものから、業務用にも使える高価なものまであるので、あらゆる用途に合わせて選べます。

最近のラミネーターは使いやすいものが多いですが、正しく使わないと完成品の耐久性が下がったり、場合によっては本体が故障してしまうので注意が必要です。以下できれいに仕上がる正しい使い方を解説しますので、しっかりとチェックしてください。

• フィルムは必ず適したサイズのものを使用し、切ったり継ぎ足したりといったサイズ調整は行わない
• 詰まりの原因になるため、余白が2.5～5mm以上にならないようにする
• 加工したいものを、フィルムの接合部分までしっかりと差し込む
• 余熱が不十分だとラミネートをしても部分的にはがれる可能性があるため、余熱はしっかりと行う
• フィルムはラミネーターにまっすぐに差し込み、故障の原因になるため無理にフィルムを押し込んだり引っ張ったりしないようにする

また、商品によって注意点が異なる場合もありますので、使用する際は取扱説明書も必ず確認してください。

ラミネーターは正しく使用していても、ローラーがフィルムを巻き込んだ際に詰まる場合があります。そんなときは、無理に引っ張って取り出すと故障する可能性があるため行わないようにしてください。ローラーが逆回転できる・作業中に停止機能ができる機能が搭載されいている商品であれば、詰まりを回避できる場合もあります。

また、詰まった際は取扱説明書に記載されている対処法を行いましょう。しかし、対処法が記載されていない場合は、購入した店舗に持参して問い合わせてみてください。

6本ローラータイプは、前部のローラー4本で加熱・圧着、後部の2本でさらに圧着するため、厚いフィルムでも、難なくしっかり加工できます。それにより、大量の加工でも安定してこなせます。

6本タイプは業務用が多いため、サイズの大きさや価格の高さにデメリットを感じる方も多いです。しかし、よりきれいな仕上がりを求めるなら、6本ローラータイプがおすすめです。気になる方は下記のリンクからぜひチェックしてください。

いかがでしたでしたか？本記事ではおすすめの4本ローラーのラミネーターと、ラミネーターの選び方を解説しました。仕上がりと価格バランスで選ぶなら、4本タイプが断然お得です。何本ローラーにするか迷っている方は、しっかり圧着できるうえ、反りも少ない4本タイプをおすすめします。